ほりメンタルクリニックは、
あなたの「気持ち」が弱った時に、
力になれる、お医者さんです。
- 患者さんが、「自分が安心で安全な場所にいる」と感じられるようになることを、第一目標とします。なぜならば、安全な場所に抱えられてゆったりと過ごせるときに、人のこころは自然に回復に向かっていくからです。
- 症状が強い時には、「こころの問題」よりも「脳が普通とは違う状態になっている」と考えることを優先します。うつ病は、脳や神経に負担がかかり過ぎたことによる一時的な認知症と考えることもできるほどなのです。きちんと状態にあった薬を服用する、脳の働きが整うまで負担がかかり過ぎないように質のよい休養を取れるように工夫することが大切です。
- 回復期には、患者さん本人が周囲にどのように自分のことを伝えたいのか、どのような関係を周囲の人々とつくっていきたいのか、社会の中でどのように暮らしていきたいのかを一緒に考え、それが実現していくお手伝いをします。
- 家族や地域、会社や学校などとの連携を重視します。人間は一人で生きていくことはできません。本当に安心・安全で、自分を表現できるような生き方は、周囲の人とともに作り上げていくものだからです。
休んだ方が良い人には、休養をすすめます。
もっと活発に人と会ったり、運動した方がよい方には、一緒にその方法を考えます。
環境を変える方がよい場合には、そのように相談します。
人間関係が一番の悩みならば、そのことについてじっくりと聞きます。
お薬を飲んだ方がよい場合には、ちょうど良い薬の種類と量を提案します。
ほりメンタルクリニック」は、あなたの気持ちが弱った時に、力になれる、お医者さんです
あなたのお話をよく聞いて、
対応方法を提案します。
「安心して、自分の弱いところを見せられる場所」を目指しています。
そのために、相談の秘密は守りますし、聞いたことについて、安易な決めつけはしないようにします。
*必要な場合には、行政や地域の他の医療・保健・福祉・介護等の機関と連携して対応します。
こころを回復させるための、5つの要因
経験的には、次のような5つの要因が整っていると、こころが回復していくと考えられます
ですから、これを妨げる要因を、取り除いていきましょう
ニーバーの祈り
変えることのできるものについて、
それを変えるだけの勇気をわれらに与えたまえ。
変えることのできないものについては、
それを受けいれるだけの冷静さを与えたまえ。
そして、変えることのできるものと、
変えることのできないものとを、
識別する知恵を与えたまえ。
このお祈りの言葉の作者、アメリカの神学者ラインホルド・二―バーであると言われています。アルコール依存症からの回復を目指す人々の団体「アルコホリックス・アノニマス」などで採用されていました。
私たちは不安などの感情でこころがいっぱいになると、本当にはない、おそれるべきではないことをおそれたり、逆に、本当におそれるべき現実的な課題から目をそらしたりしてしまいます。そのような弱さから自分たちが守られることを大きな存在に祈る言葉から、私たちが学べることはたくさんあるように思います。